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2025/05/08
【AIコラム 第5話】AIで“らしさ”は作れるか? ~ブランド表現と共創する時代へ~
AIで“らしさ”は作れるか? ~ブランド表現と共創する時代へ~
こんにちは、株式会社NWCのAIコラム編集部です。
これまで、AIと仕事の関係や活用のコツをご紹介してきましたが、今回はよりクリエイティブな視点から「AIでブランドや個性を表現できるのか?」を考えてみたいと思います。
■ 「らしさ」って何? なぜ重要?
Webデザインやコンテンツ制作で最も大切なのは、**“その企業やサービスらしさ”**を表現することです。これは単なる見た目だけでなく、世界観・言葉遣い・空気感など、多くの要素が絡んでいます。
■ AIは「個性」を出せるのか?
AIは膨大なデータをもとに、一般的に好まれる表現や構成を提案するのが得意です。
ですが、そこには「平均値」のような傾向も含まれがちで、個性的な“らしさ”とは一線を画すことがあります。
◆ コツ①:「らしさの要素」を人間が整理する
NWCでは、AIを使う前に次のような**“らしさの分解”**をしています。
・トーン&マナー(明るく?落ち着いて?親しみ?)
・ビジュアルの方向性(色合い・余白・形状)
・キーワード(使いたい語感やメッセージ)
・避けたい表現
これをAIに明確に指示することで、意図に沿ったアウトプットに近づけます。
◆ コツ②:AIに「寄せさせる」学習やカスタマイズ
・AIに特定の過去事例(制作実績・ブランド文書など)を読み込ませる
・よく使う語彙、構文、レイアウトのパターンを“学習用プロンプト”として整理
・必要ならば複数回生成→人間の手で微調整を前提にする
NWCでは、一発で完璧な“らしさ”は出ない前提で、AIと共に「整えていく」スタイルを取っています。
■ 実際の例:NWCでの活用
・ブランドサイトのキャッチコピー案出し
・ロゴやバナー制作時のカラーバリエーション提案
・「言い回しの微調整」用の生成(A/Bテスト用)
いずれも、AIが「発想のきっかけ」や「選択肢の拡張」に貢献しています。
■ まとめ:「らしさ」はAIと“共に磨く”もの
AIは便利な道具ではありますが、“らしさ”の本質は人間の観察や対話から生まれます。
AIを育てる感覚で、一緒に磨きあげることで「そのブランドならではの表現」が可能になると、NWCでは考えています。
次回予告
「NWCが実際に使っているAIツールを一挙公開!」
実際に使って効果があったおすすめAIツールや、その活用法をまとめてご紹介します!